皆様こんにちは、今回報告させていただきます足工高山岳部副部長の小林です。
今回は、我ら足利工業高校山岳部の記念すべき冬山初登山、所謂処女冬山登山というべきでしょうか、このことについて記事を書かせていただきます、つたない文章と纏まりのない文ですがそこは暖かな目でお願いしますm(_ _)m
まず、紹介が遅れましたが私たちがこのたび登った山は栃木県の日光にある雲竜瀑というところです。
雲竜瀑は、冬には大きな滝が凍って神秘的な風景が見られると聞いていたので、部員全員とてもワクワクしながら装備を用意して登りました。
さて、前置きが長くなりましたがここから雲竜瀑についての報告です。
部員全員が、朝方早くから各々の装備を準備して待ち合わせ場所に集合し、電車で日光駅まで向かい、その後登山口ゲートまで歩きで向かいました。
ゲートを通り、一面雪のアスファルト道をひたすら歩いて数十分、長かったアスファルトの道がやっと終わり、周りに山々が見え始めたころ、体温調節のため一度停止、各々内側に着ていたフリースやウィンドブレーカーを脱ぎ、体温を外に逃がします。
(自分は、ネックウォーマーを二重にして上半身も念のため五枚ほど着ていたのですが、首は熱と汗のせいで荒れてしまった挙句、全身汗でびっしょりになるという散々な結果でした。(^^;) )

※天候に恵まれて、思いのほか気温が高くカッパ内の衣服をしまう部員たち
各々自分の最適な格好になり、行動再開。先ほどとは違う緩急や景色の変化があるのどかで歩きやすい山道を楽しく皆で話しながら隊列を乱さないように行進。当然ですが、地面は雪で覆われていても、やわらかくて歩きやすいので土とわかりました。
さて、そんな楽しい山行ですが、ある一つの問題が発生します。それは川です。
もう少し時期が早ければ、凍った川をドキドキしながら歩くという素敵な体験ができたかもしれませんが、あいにく暖かくなってきていたので、川はサラサラと気持ちの良い自然音を出しながら流れています。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、川幅が結構あって、とてもとんで越えられるようなものではありませんでした。なので、川にある石を踏んで渡るのですが、その石がとても滑りやすくて、川に足を突っ込んでしまう部員もいました(笑)
(スパッツ着用していたので、浸水することはなかったようですが)

※延々と続く川と滑りやすく、水気をだいぶ含んだ雪道
さて、川が途切れることはないのですが、ここで急な雪道に到達。顧問の先生の先導の元、注意深く足跡につま先を刺しながら登り、その後顧問の先生の判断で、アイゼンを着用。

※急な雪道を登る部員たち

※時間がなかったため、事前に着用の練習ができなかったので、顧問の先生の指導の下、アイゼンを着用している部員たち
初めてのアイゼン着用に悪戦苦闘しながら、なんとか全員しっかりはめて、その後再出発。アイゼンを着用して雪道を歩くのは初めてで、歩くたびにザクッザクと心地のよい音がする反面、一歩一歩が重くなり疲れやすくなるということもありました。
しかし、アイゼンをつけたことにより坂道の登りやすさが断然よくなり、坂道の進行速度は遅れることもなく、一定のペースで登り続けることができました。
その後、幾度となく川をハラハラしながら渡り、雪道を石に気を付けながら歩いていくと、なんと川の横に凍った滝があるではないですか。


※初めての凍った滝に大興奮のまま、写真を撮っていただく部員たち
初めて見る大きな滝が凍る様子に興奮して、雲竜瀑への期待もさらに高まっていく部員たち、そのおかげか進行速度はドンドンあがりました。


※さまざまな滝が見られました。
さて、道中を楽しく進んでいましたが、とうとう終わりが見えてきました。横に広い滝や細長い滝もあり、様々な滝を見てきましたが、終盤には川ごと凍っている滝なんてものもありました。
そしてついに

※雲竜瀑!「巨大」の一言に尽きるほどの大きさでした。
とうとう到着しました雲竜瀑!
山行開始から約三時間後の到着でした。

※ようやくの到着で、休憩して各々の昼食を準備する部員たち

※なかなか壮大な風景がとれた気がするので載せます。日差しはなかなか強かったです。
休憩時間ですが、持ってきたカップラーメンを食べる部員や、自分のように高カロリーのパン数枚で済ませてしまう部員もいました。
(顧問の先生にカップラーメンをいただけて啜りましたが、パンが比ではないくらいとてもおいしかったです(^^) )

休憩の時間に顧問の先生に写真を撮っていただきました!
さて、楽しかった休憩時間もあっという間に終わり、下山です、下山の時は、登りでみることができなかった白銀世界の美しさ(誇張表現ですが)や人が来てしまって撮ることのできなかった写真をここで撮ることができました。



※下山時に撮影した写真、見返してみるとやはりとても綺麗です。
こうして、写真を撮ったり楽しく話をしながら下山をしました。
実は書いてはいませんが、一年生の一人がザックを間違えてもってきてしまい、医療品がなかったり、ストックが奇数しかなく自分がストックなしで登ったり、自分がアイゼンで自らのカッパを切ってしまったりのアクシデントはありましたが、最後は何事もなく下山できてよかったです(笑)
これを書いていくうちに、楽しくてつい長々と書いてしまいましたが、これにて我ら足工高山岳部冬山入門の記録(レポート?)を終わりにします、この拙い自分の報告文をみて、少しでも山に興味を持ってくださる方がいれば筆者冥利につきます。
では(・ω・)ノ