3月22日(水)に那珂川学の一環として、防災地域活動を行いました。
生徒は男女に別れ、男子生徒は校内の講堂にて那珂川消防署消防隊の方々の指導の下、グループに分かれて心臓マッサージやAEDの使い方など、緊急救命時に何をしたらよいのかについて実際に活動しながら学びました。その後、那珂川町消防団の方々とともに実際に火災時の消火活動に使用される消火用ホースを使って、校内のプールにおいて消火体験を行いました。実際の活動を通して消防隊や消防団の方の活動を知るとともに、命の大切さや自身がその命を守る一助となり得る存在であることを自覚する時間となりました。
女子は調理室にて約130名分の豚汁を作り、緊急時における炊き出し体験を行いました。普段はあまり調理する機会がない中で、生徒は積極的に自分にできることを探し、みんなで協力しながら調理する様子が見られました。
昼食には非常食と炊き出しの豚汁を食べ、災害時の食事体験をし、午後の講義に備えました。那珂川町総務課 係長 田角さんと那珂川町社会福祉協議会 荒井さんから避難所での行動やボランティアへの参加についての講義を頂きました。災害時にはまず自分を助け、ともに助け合い、公助するということが重要であることを教えていただきました。また、ボランティアに参加する際の心構えや、持ち物など、自身が災害に遭った場合だけでなく自身が被災地に行く場合についても講義を頂きました。
本日の防災地域活動が那珂川学の最後の行事となります。一年間で那珂川学を学んで、生徒からは楽しかった、那珂川町に興味をもったとの声が多く聞かれました。
那珂川町に興味を持つという点では、地域学習である那珂川学の効果が出たのではないかと思います。一年間多くの人たちにお世話になりました。ありがとうございました。
心臓マッサージのレクチャーを受ける

消火活動体験


豚汁の調理

豚汁の調理

非常食と豚汁で昼食