【小太刀 銘 来国俊  黒漆蛭巻太刀拵】
(こたち めい らいくにとし くろうるしひるまきたちごしらえ)


●指定年月日

昭和32年2月19日指定

●所在地

日光市山内

●アクセス方法

 

●公開状況

非公開
東京国立博物館にて展示(不定期)

●所有者又は管理者

二荒山神社

●公開画像

●文化財概要

小太刀
長さ五四・四センチ 反り一・六七センチ 店幅二.三六センチ 先幅一.四センチ 目釘穴一個
銘 表 来國俊 鎌倉時代
黒塗蛭巻太刀拵
拵全長八八.八センチ

鎬造、庵棟、小鋒、腰反り高く踏張りのある小太刀で鍛えは無地に見えるほど小板目よくつみ、地沸細かにつき、刃文は細直刃に小足入り、匂い口締りごころに冴え、小沸つき砂流し金筋かかり、帽子浅く湾れ込み先小丸。生ぶ中心、雑子股形、先浅い栗尻、鑢目勝手下り。
祖下棟寄りに細鏨にて「来國後」と三字銘があり、俊の字やや朽ち込むも判読し得る。

この小太刀は鎌倉中期から末期、山城國来國俊の作で、同工の現存する作刀は太刀・短刀は多いが、このように引締った奇麗な姿の小太刀は稀有であり、この作は日本一と称すべきものである。
この小太刀を収める黒漆蛭巻太刀拵は、革の蛭巻を施した平鞘に透漆をかけ、総金具は山金、鐸は堅丸形、頭・切羽・鐸の覆輸等には鍍金を施して頗る古香があり、その優美な製作は恐らく中身の年代に一致するものであろう。鞘の足間に「奉寄進金子玄忠(花押)と判讀される朱書がある。寄進者については明らかでないが、日光社家金子頭太夫の祖であろうか。