【鹿沼今宮神社祭の屋台行事】
(かぬまいまみやじんじゃさいのやたいぎょうじ)


●指定年月日

平成15年2月20日指定

●所在地

鹿沼市

●アクセス方法

JR鹿沼駅東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「久保町」下車50m

●公開状況

 
毎年10月第2土・日曜日

●所有者又は管理者

鹿沼いまみや付け祭り保存会

●公開画像

●文化財概要

国指定無形民俗文化財
(概要)
 鹿沼今宮神社祭の屋台行事は、鹿沼市の旧市内34か町の鎮守今宮神社の10月第2土・日曜日の祭礼に行われ、氏子各町から毎年20台ほどの屋台が奉納される。屋台は、日光の宮大工の影響の下に近世後期以降に成立したといわれる華麗な彫刻を施した囃子屋台である。
 祭礼初日には、氏子各町の屋台の今宮神社への繰り込み(別添写真参照)と繰り出しが行 われ、神社からの帰途、交差点などで他町の屋台とお囃子を競い合うブッツケも行われる。二日目は、午前中各町内で屋台の引き回しが行われ、同時に当番組へ神社の神輿行列が渡御する御巡幸、その他の組の各町会所へは御巡拝が行われて行事が終了する。
 この行事は、華麗な彫刻を施した囃子屋台が巡行するもので、風流の屋台行事の一つの展開型を示しており、全国的な比較の観点からも貴重な行事である。
 平成28年12月に「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録された。
(成り立ち)
 祭りの記録として現在残っている最も古いものは、安永9年(1780)の仲町に見られる。最初は簡単な踊り屋台の上で踊りや狂言を演じていたが、時代とともに華美になり、文政(1827)・天保(1841)の両改革によってこれらの取り締まりが強化されることになった。そのため屋台を彫刻で飾ることに力が注がれ、絢爛豪華な彫刻屋台が完成し、付け祭りの主体が屋台の繰り込み・繰り出しとなった。
 明治15年(1882)には祭りの屋台の繰り込み・繰り出し・神輿巡幸習俗の基本が制定され、その後大正年間にかけて盛大に行われてきたが、太平洋戦争によって中断した。しかし氏子町内の付け祭りにかける熱意により、再びさかんになり、今日に至る。