【祇園城跡小山市民病院地点出土品(壺・甕・板碑)】
(ぎおんじょうあとおやましみんびょういんちてんしゅつどひん(つぼ・かめ・いたび))


●指定年月日

平成28年3月4日指定

●所在地

小山市乙女1丁目(小山市立博物館)

●アクセス方法

JR宇都宮線間々田駅から700m

●公開状況

公開(有料)
一部を展示

●所有者又は管理者

小山市

●公開画像

●文化財概要

祇園城は小山義政の乱の際に拠点の一つとして文献に登場する城郭で、その大部分は国指定史跡になっている。
その北端で行われた小山市民病院が建築工事の際に出土した出土品。
中心をなすのは中世墓に関連する遺物群で、蔵骨器として使用された壺・甕類と板碑であり、それ以外にも五輪塔などの石塔類やかわらけなどが出土した。
調査報告書に記載された壺・甕類は合計42点で、東海産陶器が34点、舶載磁器が4点、その他3点である。そのうち古瀬戸製品が24点と多数を占める。
古瀬戸製品は古瀬戸前期から中期の四耳壺や瓶子などで、優品が多い。
板碑は南病棟地点出土として報告されたのが合計437点あり、ほぼ完形が154点、部分欠損が137点、破片が146点となる。
最大は高さが約1mで、幅が25〜30pの4点、最小なのは高さが29.5p、幅11.5pである。
年号が確認できるのは229点で、13世紀後半から15世紀後半の板碑群と判断される。
刻字・線刻部分に漆箔による金箔や漆が認められる資料は84点ある。金箔の残存率が高いのは埋納されたことで風化が進まなかったことによる。
限られた範囲でこれだけまとまった資料群が出土するのは他に類を見ないことに加え、出土品の内容から小山氏に関連する出土品と考えて差し支えない。