【安住神社本殿】
(やすずみじんじゃほんでん)


●指定年月日

昭和53年7月7日指定

●所在地

塩谷郡高根沢町上高根沢

●アクセス方法

JR宝積寺駅より車で(タクシー)で約15分

●公開状況

 

●所有者又は管理者

安住神社

●公開画像

●文化財概要

 安住神社は、平安初期に攝津(現在の大阪)の住吉大社の大神を、国家鎮護(国を鎮め護る)のため、この土地に移したことにはじまります。祭られている神々は、伊邪那岐命が御禊祓(人々の罪やけがれを祓う行事)をした時に生まれたとされる三柱の神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)と神功皇后で、国を守る神・農業の神・船舶の神とされています。
 本殿は、一間社流造厚板葺きという建築様式で、屋根の造りが珍しいのが特徴です。全体的に江戸時代後記の建築手法でまとめられています。色彩は朱を主体としており、木鼻と呼ばれる柱の先には、獅子と象、正面の蟇股と呼ばれる部分には、龍の色どり豊かな彫刻が見られます。