【鷲子山上神社本殿 附 棟札二枚 再興天文廾一年壬子十二月三日の記があるもの 建替天明八龍集戊申二月吉祥鳥の記があるもの 鷲子山上神社随神門 附 棟札一枚 再建文化十二年乙亥三月三日ヨリ五日迄正遷宮の記があるもの】
(とりのこさんじょうじんじゃほんでん つけたりむなふだ2まい ずいしんもん つけたりむなふだ1まい)


●指定年月日

平成2年1月26日指定

●所在地

那須郡那珂川町矢又

●アクセス方法

自家用車・馬頭町市街地から国道293号で水戸方面へ2.5km鷲子山上神社入口から2km。バス・馬頭町市街地から町営バス鷲子山上神社入口で下車徒歩1分

●公開状況

公開
常時公開 棟礼は町郷土資料館で公開

●所有者又は管理者

鷲子山上神社

●公開画像

●文化財概要

 鷲子山上神社は栃木県と茨城県との県境に連なる山稜の標高460m余りの鷲子山頂にある。開創は大同2年(807)と伝えられ、古くから製紙の神として崇敬されてきた。
 本殿は、天文21年(1552)に再興されたのち、天明8年(1788)に建て替えられたもの。三間社流造り・銅板葺きで、本殿向拝柱の頭貫の彫刻化された構成と装飾は類例をみない奇抜な手法である。また、身者の彩色を施した多くの彫刻とその装飾の豊かさは、関東地方における社殿の彫刻装飾の流れを知る上の重要な遺構である。「再興天文廿一年壬子十二月三日」、「建替天明八龍集戌申二月吉祥鳥」の記がある棟札2枚も含まれる。
 随神門は文化12年(1815)の再建であり、三間一戸の楼門で入母屋造り銅板葺きである。随神門の1階は、正面両脇の間に随神像を背面両脇の間には仁王像を安置し、中央間には扉を設けていない。未完成の部分が一部あるが、組物や軒に独自の手法が用いられてているなど、社殿構成の一環として重要な建物である。「再興文化十二年乙亥三月三日ヨリ五月迄正遷宮」の記がある棟札1枚含む。