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  • 高めよう!自己有用感 ~栃木の子どもの現状と指導の在り方~
     (平成24年度調査研究事業) (更新)

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  •  今日、いじめや不登校の増加、規範意識の低下、さらには、学力や学習意欲の低下などが教育の大きな課題となっています。それらの課題は、他者との関わりが希薄になっていることや、子どもの自信のなさという心の状況も要因の一つとなっていると言われています。
     栃木県では、昭和62 年度から本県独自の教育運動として「いきいき栃木っ子3あい運動」を展開してきました。「学びあい 喜びあい はげましあおう」を合い言葉とする本運動は、学校が児童生徒にとって、学ぶことに喜びを感じ、生き生きと生活することのできる場となるよう、学校教育の一層の活性化を図ることをねらいとして、現在も受け継がれています。その成果として、県内の学校では、概ね互いに認めあい、励ましあえる好ましい集団が形成されています。しかし、々の児童生徒に目を向けると、好ましい人間関係を築くことや自分の考えを伝えることが苦手な児童生徒、また、自分に自信がもてずにいる児童生徒がいるのが現状です。
     そこで、栃木県総合教育センターでは、「とちぎ教育振興ビジョン(三期計画)」における「とちぎの教育が目指す子ども像」の「自他の存在を尊重し協同する子ども」を踏まえ、「他者や集団との関わり」の中で育まれると考えられる「自己有用感」に着目し、平成23・24 年度「栃木の子どもの自己有用感調査」として調査研究を実施しました。本報告書では、小学4年生から高校3年生までの約3,000 人の質問紙調査の結果分析とともに、学校現場での聴き取り調査をもとにして、「自己有用感とは何か」「自己有用感はどのようにすれば伸ばせるか」などについてまとめています。
     本県が「とちぎ教育振興ビジョン(三期計画)」において目指す理念「とちぎの子どもたちを 自らの力で 自分の未来を 力強く切り拓いていける人間に育てます」を実現するための一つの方策として、自己有用感を高める指導に、本書を御活用いただければ幸いです。
     最後になりましたが、本調査研究を進めるにあたり、御指導、御助言を賜りました筑波大学人間系教授 櫻井茂男先生、並びに御協力いただいた調査協力校の先生方に対しまして、厚く御礼を申し上げます。


    平成25年3月
    栃木県総合教育センター所長
    金井 正
    PDFファイル (PDFファイル:7.3MB)
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  • 第Ⅰ章 自己有用感とは
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    第Ⅱ章 自己有用感を高めるには
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    第Ⅲ章 「自己有用感尺度」と分析ツール
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    資料・データ集
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