調査研究
- 集団における望ましい人間関係づくりに関する調査研究報告書
~児童生徒の意識の特徴と望ましい人間関係を構築するための手だて~
(平成19年度調査研究事業) -
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家庭で話を聞いてもらっている児童生徒、さらに、家庭で決まりや約束について話し合いをしている児童生徒ほど、学校でよりよい人間関係を結んでいます。
家庭でのコミュニケーションが児童生徒の人間関係づくりに深く関わっているものと考えられます。
児童生徒の努力を褒めたり、学校からの連絡やプリントについての話を聞いたりすることなどをきっかけにしながら、より深いコミュニケーションが家庭で図れるようにしていきましょう。 -
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◇ その日の学校でのできごとを家の人はよく聞いてくれると回答した児童生徒は、学級の友達は、自分の発言をよく聞いてくれると回答する傾向がみられます。
(p60 グラフ41群参照) -
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◇ 決まりや約束について家の人と話し合うと回答した児童生徒は、学級の問題点を解決するためにそのことを話題にできると回答する傾向がみられます。
・ 別のデータからは、学校からの連絡やプリントがあるとその内容について家の人に話すと回答した児童生徒は、学級の問題点を解決するためにそのことを話題にできると回答する傾向もみられます。
(p61 グラフ42群参照) -
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◇ がんばっていることを、家の人はほめてくれると回答した児童生徒は、困ったり悩んだりしていることを家の人に話すと回答する傾向がみられます。
・ 別のデータからは、学校からの連絡やプリントがあると、その内容について家の人に話すと回答した児童生徒は、悩みを家の人の話すと回答する傾向もみられます。
(p61 グラフ43群参照) -
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◇ 「がんばりを家の人がほめてくれる」について、「はい」と児童生徒が回答した割合は、学年が上がるにつれて減少します。一方、保護者が「がんばっているときにほめるようにしている」で「はい」と回答した割合は、学年にかかわらず9割を超えます。
(p.37 グラフ16群参照) -
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◇ 「困ったり悩んだりしたとき家の人に話す」について、「はい」と回答した児童生徒は、小6と中1では約6割、中3と高1では約4割です。一方、保護者が「子どもが悩んでいるとき一声かける」について「はい」と回答した割合は9割を超えます。
(p38 グラフ18群参照)