教員と子どものための
これだけは、知ろう、守ろう、実践しよう ネットトラブルにあわないために
チェーンメールって何ですか 〜指導のポイント〜
ねらい
チェーンメールはネチケットのガイドラインで禁止されており、受信者に迷惑をかけると共にネットワークに多大な負荷を与えることを理解させます。
学習の場面
- 朝の会、帰りの会で、チェーンメールが送られてきたときの対処の仕方について説明します。
- 学級活動や道徳の授業の中で時間をとり、チェーンメールを転送するとどんな迷惑がかかるかを児童生徒に考えさせます。
指導上の留意点
- どんなメールがチェーンメールかを理解させます。
チェーンメールとは不幸(幸福)の手紙の電子メール版のことで、「このメールを転送してください。」と不特定多数の人にメールの転送を要求するメールをいいます。転送を要求しない普通のいたずらメールとは区別されています。
- チェーンメールはなぜ悪いかを理解させます。
ある人がチェーンメールを10人に送ります。受け取った人のうちの2人がまた10人にメールを転送すると仮定します。これが1時間に1回起こるとすれば、24時間後、つまり24回目の転送では、1,677万人の人が10通ずつメールを転送しようとすることになります。つまり、チェーンメールが不特定多数の人に無限に転送されると、ネットワークに大変な負担がかかることになるので、チェーンメールは厳重に禁止されています。
- チェーンメールにはいろいろな種類があることを理解させます。
チェーンメールは、恐怖系、幸福系、デマ系などいろいろな文面で転送を呼びかけます。もちろんこれらのメールの内容は全て嘘であることを理解させます。