調査研究
- 情報モラル指導資料
- ネット社会における安全指導資料
~子どもたちがネットトラブルにあわないために~ - 2 これだけは知ってて欲しい
“インターネットや携帯電話利用の常識”
- 事例 2.出会い系サイトのわな
-
出会い系サイトとは、インターネット上で出会いを求める男女向けに設けられている、自己アピールをしたり、メル友(メール交換相手)を選ぶための掲示板などをいいます。「彼氏・彼女募集」などと表示されています。
携帯電話に入会や登録を誘うメールが届き、サイトを見るように勧誘されることもあります。被害者や加害者とならないように内容を理解し、注意しましょう。
- 出会い系サイトの事件簿
年々増加する事件全事件のうち携帯電話を利用したものが約96%をしめています。
被害者1,289人のうち18歳未満の児童生徒が1,085人で約84%をしめています。
こんな事件がおこっています事件1 少年数名は、共謀の上、携帯電話の出会い系サイトに「お金を持っている人、連絡下さい。」と書き込みをした。それに応じた男性を「金を出せ、車はもらって行く。」などと脅し、金属バット等で男性をなぐってけがをさせ、乗用車などを脅し取った。事件2 少年は、携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子中学生に、「花粉症の新薬のモニターになって欲しい。」と言って睡眠薬を飲ませた上、わいせつな行為をした。事件3 少年は、出会い系サイトで知り合った無職の少女を小学校の校庭に呼び出し、少女を押し倒して顔や手足に粘着テープを巻きつける等して金を奪おうとした。事件4 男性は、携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子高校生に対して、交際を続けさせるために、「写真を高校に送ってもいいよね。インターネットにのせてもいいよね。」などと携帯電話で再三にわたりメールを送り脅迫した。事件5 自らを医師と偽った男性が、携帯電話の出会い系サイトで知り合った女性に対し、結婚の意思もないのに結婚を申し込んだ上で「財布をなくした」などと偽り、現金やキャッシュカードをだまし取った。
- 被害者や加害者にならないために
- 好奇心やちょっとした遊び心から「一度くらい見てみようか」、「ちょっと登録してみようか」、「書き込んでみようか」と思うかもしれませんが、危険の大きさを考えて参加しないようにしましょう。
- 携帯電話やeメールで送られてくる勧誘のメールは削除しましょう。
- 信頼性が不明なサイトには、個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、性別、趣味年齢など)を絶対に書き込まないようにしましょう。
- 知らない人から出会いの勧誘のメールなどが来ても、それに応じたり、個人情報を教えることは絶対にしないようにしましょう。
- 掲示板等に書かれている内容は、真実かどうかわかりません。真実を確かめたようとしたりして応 じているうちに、だまされることもありますので、書かれている内容に惑わされないようにしましょう。
- 考えてみよう・話し合ってみよう
- 生活で注意したいこと、心掛けたいことを整理しておきましょう。