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  • 5.仮想現実を理解しましょう
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    • 仮想現実(バーチャルリアリティ)とは?


     コンピュータグラフィックスや音響効果を組み合わせて、人工的に現実感を作り出す技術のことです。
     単に「人工的な現実感」といった場合には、例えば小説や映画といったメディア表現も含まれます。仮想現実の構成要件としては以下の4要素が必要(2~4の3つを構成要件する場合もあります。)とされます。

    • 体験可能な仮想空間の構築
    • 人間の感覚に働きかけて得られる没入感ぼつにゅうかん
    • 対象者の位置や動作に対する感覚へのフィードバック
    • 対象者が世界に働きかけることができる対話性

     この基準に照らせば、例えば小説には視聴覚による没入感が欠け、映画には対話性が欠けるため、仮想現実とはみなされません。

     テレビゲームの普及により、スイッチ一つで登場人物を殺したり、生き返らせたりすることができるゲームが子どもたちの間に普及してきました。これらは仮想現実の代表格です。
     さらに、インターネットの普及により、顔の見えないコミュニケーションが主体となってきました。

     下のグラフは、長崎県「児童生徒の「生と死」のイメージに関する調査の結果です。

     テレビゲームやネットゲームでは、一度死んだ人もリセットされ生き返りますが、現実社会では不可能なことです。情報社会の急激な発展のため、仮想現実と現実社会が接近して、区別しにくい時代になってきました。
     仮想現実でも、人に迷惑をかけないこと、他人を思いやる気持ちを持つことを、そして、自分の行動に責任を持つことを忘れないで行動しましょう。

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