調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成２０年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ９　生徒の自己肯定感を高めるための支援の在り方
  　　－ 通級指導教室における支援を通して －
• 鹿沼市立東中学校　若松　けい子
• 内地留学生研究集録（３８集）Ｐ41～Ｐ44
• 　情緒障害通級指導教室を利用する生徒の中には、集団の中での活動が苦手で学習や友人関係がうまくいかず、学校生活に無気力になっている生徒がいる。このような生徒が、気持ちが揺れやすい中学校生活を意欲的に過ごすためには、自己肯定感を高めるための支援が重要であると考える。
  　ここでは、友人関係を築くのが苦手な生徒の事例を通して、通級指導教室における小グループ指導、学級担任と連携した支援の２つの視点から考えることにした。小グループ指導では活動を楽しみながら友達と関わりを持つ経験を積み重ねること、また、通常学級では活動に見通しを持たせるための支援が有効であり、これらは、生徒の自己肯定感を高めることにつながるのではないかと思われた。