調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成20年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 17 子どもの視点に立った理解と支援の在り方
-「困り感」を切り口としたかかわりを通して- - 宇都宮市立宮の原小学校 飯田 高広
- 内地留学生研究集録(38集)P73~P76
- 総合教育センターでの事例において、子どもの視点に立った理解と支援の在り方について研究した。この研究において子どもの視点に立つとは、子どもの「困り感」を知ることと考えた。対象児の「困り感」を軽減するために、「書き出し」と「漢字の音声化」と「リライト教材」の三つの支援を行った。
その結果、「書き出し」をすることにより面接においてさらに細かく話をするようになったり、「漢字の音声化」をすることにより今までなかなか覚えられなかった漢字が覚えられるようになったりした。また、「リライト教材」を試すことで授業が分かりやすくなったなどの効果があった。
今回の研究を通して、改めて「子どもの視点に立った理解と支援」の大切さを理解することができた。