調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成20年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 20 児童のうまくいっているところに着目した支援
- 大田原市立大田原小学校 福田 敦美
- 内地留学生研究集録(38集)P85~P88
- 自己効力感が低く、友達とのトラブルが絶えない児童がいる。また、児童の問題点ばかりがクローズアップされ、児童自身がすでにもっているよいところは気づかれにくいという現状がある。トラブルが起きると抑えられるという指導のもとでは、さらにその児童の自己効力感を下げてしまい、悪循環を引き起こす。そこで本研究では、悪循環を断ち切るための支援について探ろうと、本主題を設定した。
上記のような悪循環を断ち切るために、担任を支えるコーディネーターの立場として研究を進めた。担任に対しては「児童の捉え方の転換」、「自分の指導への自信」という視点で、児童に対しては「自分はできる力があることに気づかせ自信をもたせる」という視点で研究し、これらの実践によって悪循環をよい循環に変えることができることがわかった。