調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成21年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 4 通常の学級における配慮を要する児童が自信をもって活動するために
― 国語科の授業を通して ― - 那須烏山市立江川小学校 石川 敏達
- 内地留学生研究集録(39集)P19~P22
- 通常の学級には、自分の思いや考えを表現することを苦手とするために悩み、困り感をもつ児童がいる。これらの子どもたちが自信をもって生き生きと活動するためには、安心感、達成感をもたせるようにするとともに、そこから次への意欲をもって活動していけるように支援していけばよいのではないかと考えた。そこで今回は、国語科の授業での実践を通して、支援を情緒的・情報的・評価的・道具的の4つのサポートに分けて研究を行った。その結果、一人への支援が学級みんなへの支援につながっていくことがわかった。そして、その支援として情緒的・情報的・評価的・道具的サポートを行っていくことが大切であり、なかでも、情緒的サポートが児童の自信を高め、次への意欲をもたせるために最も重要であることがわかった。