調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成21年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 9 担任を支える特別支援教育コーディネーターの在り方
―子どもの思いを尊重した個別の指導計画作成の過程を通して― - 宇都宮市立御幸が原小学校 土屋 和子
- 内地留学生研究集録(39集)P39~P42
- 個別の指導計画作成の過程を通して、特別支援教育コーディネーターがどのようにかかわると、担任による子どもへのよりよい支援につながるかについて研究した。担任の指導上の不安などを受け止めながら、すでに行っているよい取組をフィードバックしていくことで、担任の安心感が生まれた。また、子どものよさや思いに目を向けるようなかかわりをすることで、担任による子ども理解が深まり、子どもの思いを尊重したよりよい支援に役立った。それを見取って担任にフィードバックすることで、さらなる良循環につながった。担任を支える特別支援教育コーディネーターの在り方として、「子ども理解を促進すること」「担任の心情を支えること」「役割を明確にすること」を意識して担任とかかわることの大切さが分かった。