調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成22年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 9 学年生徒指導体制によるチーム支援の在り方
―支援プロセスにおけるコーディネーションに焦点を当てて― - 下野市立石橋中学校 増渕 直樹
- 内地留学生研究集録(40集)P39~P42
- 中学生は思春期の不安定さから不安や葛藤を抱きやすい。そのため、生徒を多面的・総合的に理解し、複数の視点できめ細かい生徒指導を行う必要がある。そこで、「チーム支援」を学年全体で行えば、より一人一人のニーズに合った生徒指導ができるのではないかと考えた。そして、所属校2学年にコーディネーターの一人としてかかわり、実態に則したチーム支援の在り方を探った。
今回の研究から、チーム支援によって教師間の行動連携を意図的に行うことができ、その結果、多様化・複雑化している生徒指導上の諸問題に対応していくためにチーム支援は有効な手だてとなる可能性が示された。さらに、コーディネーターがチーム支援の体制を構築する際の幾つかの具体的な視点が明らかになった。