調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成２２年度　内地留学生研究集録(抄録)
• １２　特別支援学級における効果的な自立活動の指導の在り方
  　　　―将来への目標意識を大切にした授業実践を通して―
• 那須塩原市立黒磯中学校 松田　圭子
• 内地留学生研究集録（４０集）Ｐ51～Ｐ54
• 　自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する生徒においては、基本的生活習慣やコミュニケーションの面で、それぞれに自立に向けての課題を抱えていることが多い。これらの課題への対応の一つとして、自立活動の時間を特設し、その指導の充実を図っていく必要がある。そこで、中学生という時期に、自己理解を深め、将来の自立に向けた目標意識を大切にした指導を行うことで、自立活動の時間における効果的な指導が展開できるのではないかと考え、指導計画の改善及びそれにもとづく授業実践を行った。その結果、明確にした生徒の将来の目標をもとにして、自立活動の時間における目標を生徒自身が考えることは、今の学習が将来の自己実現に結び付いているという意識を高めることにつながり、また、各授業の目標や達成度の明確化は、学習への意欲の喚起、主体的な取組にとって効果的であることが分かった。