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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成23年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 5 聴覚障害がある児童の音環境と支援体制づくり
  • 那須烏山市立荒川小学校 関 奈都子
  • 内地留学生研究集録(41集)P23~P26
  •  通常学級に在籍する比較的軽度の聴覚障害がある児童は、補聴器をつけることにより日常生活における話し声や音のほとんどを聞き取れると思われていることから、聴覚障害による聞こえにくさについて理解されず、問題が生じてしまうこともある。本研究では、通常学級の聴覚障害児が学校生活におけるどのような話し声や音に困っているのかを実態把握し、個別の指導計画と音環境づくり計画を作成することにより、指導の手立てを明確にした。そして、対象児童にとってどのような音環境と支援体制づくりが必要であるのか、学級や通級による指導等における実践後の対象児童の変容を通して考察した。
     その結果、聴覚障害児が安心して学校生活を送るためには、障害の実態やそこから生じる困難さを把握し、指導の在り方について共通理解を図り、適切な音環境づくりをすることが大切であると分かった。




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