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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成23年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 11 特別支援学級における個に応じた算数科指導
       ―単元「いくつといくつ」の指導の実践を通して―
  • 下野市立石橋小学校 倉井 正子
  • 内地留学生研究集録(41集)P47~P50
  •  知的障害のある児童は、算数の内容を習得することが困難であったり、意欲的に学習に取り組めなくなったりする場合も多くある。適切な実態把握を基に、個に応じた教材教具を用いた系統的な指導を行うことが効果的であると考え、知的障害のある児童の特性を踏まえ、算数科としての系統性を軸にした教科別の指導の工夫について研究した。学習の基底となる基礎的概念の形成状態や習得段階を把握することが重要であると考え、チェック表を用いて実態把握を行った。的確に実態を把握し、個に応じた操作的な活動を計画的に行わせることで、基礎的な概念や認識、思考方法が徐々に身に付いていくことが分かった。また、毎時の評価による「できること」を基にした学習の積み重ねは効果的であり、学習意欲も高まることが分かった。




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