調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成２４年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ５　特別支援学級の児童が交流及び共同学習に安心して取り組める支援の在り方
• 佐野市立旗川小学校　米谷　圭乃子
• 内地留学生研究集録（４２集）Ｐ23～Ｐ26
• 　特別支援学級に在籍する児童が交流及び共同学習の目標を達成するためには、自分の力で活動に取り組めることや、活動したいという意欲につながる安心感をもてることが不可欠である。本研究では、対象児童の事例を通して、児童の実態を整理した上で効果的な支援を継続し、さらに安心感を高めるために必要な支援を検討して環境面と授業面において実践した。環境面では、時間環境、空間環境、人環境といった環境を整え、日常的に安心できる環境を保障することが重要である。また、授業面では、授業の流れを明示して見通しをもたせ、短く・具体的な・見て分かる指示をすることにより、学びやすさを高めることができる。これらの支援は、特別支援学級に在籍する児童が交流及び共同学習に安心して取り組めることに必要であり、さらに通常の学級に在籍する児童にとっても有効であることが確認できた。