調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成24年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 8 情報共有を通した生徒支援の校内体制づくり
―早期発見シートの開発と実践を通して― - 大田原市立黒羽中学校 青木 崇
- 内地留学生研究集録(42集)P35~P38
- 何かに困っている生徒を、教師が早期発見し、迅速に情報を共有化できる校内体制をつくりたいと考え、早期発見シートを開発し実践した。支援を必要とする生徒とその担任を全教職員で支えるために、チームで連携した事例、他学年と連携した事例、外部と連携した事例から早期発見シートの活用とその効果について考察した。
本研究を通して、気になる生徒や生徒の良さの発見を公開することで、教師間の迅速な情報共有と交流が活性化し、支援に有効であることが分かった。また、多くの教師が、早期発見シートの記入内容を読むことにより、生徒の表情や行動を観察する際の視野を広げることもできた。このように、支援を必要とする生徒とその担任を、全教職員で支えるといった校内体制の土台をつくることができた。