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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成24年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 13 エネルギーの概念を定着させるための教材と授業の工夫
       ―エネルギーとエネルギー資源の違いから―
  • 下野市立南河内第二中学校 藤森 あゆみ
  • 内地留学生研究集録(42集)P55~P58
  •  エネルギーは、小・中・高等学校を通じた内容の構造化を図る方向で改善された科学の基本的な見方や概念の柱の一つであり、新学習指導要領においても重要視されている。しかし、エネルギーは生徒にとって捉えにくい概念である。本研究では、理科の授業で扱う「仕事をする能力であるエネルギー」と「エネルギー資源」との違いを明確にすることにより、エネルギーについての概念を定着させることをねらいとした。教材としてアルミニウムと食塩水、備長炭を用いた電池を利用し、そこからエネルギーの変換とエネルギー資源を見いださせ、それらの違いを表現させる授業を計画し実践した。実践後、生徒はエネルギーが「仕事をする能力」なのか「資源」なのかを区別できるようになり、エネルギーについての理解が深まった。




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