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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成26年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 3 児童が自己を肯定的に捉える感情を高めるための指導の在り方
  • 宇都宮市立富士見小学校 原 晃子
  • 内地留学生研究集録(44集)P15~P18
  •  特別支援学級の児童に意欲の低下が見られる場合がある。これは、障害による困難や過去の失敗経験等により、自己を肯定的に捉えることが難しいために生じることなのではないか。そこで、児童が自己を肯定的に捉える感情を高めるための指導の在り方について研究を行った。自立活動の指導の実践において、安心できる他者を支えとして児童が思いを言葉にする姿を見取っていった。思いが言葉により明確になることで自分への理解が進み、他者との意思疎通が図られた。これが成就感を伴う体験となり、自己を肯定的に捉える感情を高めることにつながる。そのためには、児童の興味・関心のあることやうまくいっているところに着目し、主体的に取り組むことのできる活動の設定と、安心できる他者である教師の児童の思いに寄り添ったかかわりが重要であることを確認することができた。




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