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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成26年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 10 子どもの主体性を育む係わり手の在り方
  • 上三川町立上三川小学校 本間 貴子
  • 内地留学生研究集録(44集)P43~P46
  •  子どもとの関係が円滑にいかないと感じるのは、係わり手が子どもの能力の向上や行動の変化を目指すことに目を奪われて、内面への気付きが鈍くなってしまうことが原因だと考えられる。係わり手が子どもの「思い」を丁寧に受け止め、「行動の意味」を推し量ることから生まれた安心感を基に、子どもは「主体性」育んでいくことができると考える。本研究では、相談事例を通して、子どもが主体性を育む係わり手の在り方について検討した。「思い」や「行動の意味」が分からない場合でも、理解を急ぎすぎずに関心をもって肯定的に見守っていくこと、子どもの大切にしているものに興味をもつこと、子どもをよく見たり話をよく聴いたり教えてもらおうと寄り添う姿勢をもつことの大切さが分かり、子どもと係わり手が互いに理解しようとする「共に過ごす」ことの意味を確認できた。




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