調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成２７年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ２　生徒への適切な指導のためのチーム支援の在り方
  　　―教育相談部会と学年会におけるコーディネーションを通して―
• 宇都宮市立宝木中学校　細井 三知代
• 内地留学生研究集録（４５集）Ｐ９～Ｐ１２
• 　ここ数年、生徒の様子が大きく変化していると感じることが多い。痛みや辛さ、ストレスとの付き合いが苦手な生徒や人間関係を構築できず苦戦する生徒、背景に発達障害の二次障害が考えられる生徒等が存在し、生徒を取り巻く課題は多様化、複雑化している。生徒の指導･援助においては、複数の教職員がチームを組み組織的に対応することが重要である。しかし、｢指導に関して教職員間の温度差がある｣｢多忙な毎日の中で支援のためのケース会議をもつ時間を十分に取ることは難しい｣等の問題もある。
  　そこで、本研究では、｢教育相談部会｣と｢学年会｣という既存の会議を活用してケース会議を行い、多面的に生徒を理解して支援策や役割分担について話し合い、効果的なチーム支援の流れを検証した。さらに、二つの会議にかかわる中で重要となるコーディネーターの動きが明確になった。