調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成２８年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ５　子どもが自発的に学ぶためのかかわり
  　　― Ａ児へのひらがなの読みの支援を通して ―
• 足利市立梁田小学校　眞尾　恵子
• 内地留学生研究集録（４６集）Ｐ２１～Ｐ２４
• 　これまで学校において、意欲をもてずに学習に取り組むことが難しい児童と出会ってきた。そこで、子どもが自ら学習に向かうために、教師はどのように支援することが大切なのか、Ａ児へのひらがなの読みの支援を通して明らかにしたいと考えた。そのため、相談場面における子どもと教師のかかわりをビデオで記録し、子どもが自発的に学ぶための教師のかかわりについて省察した。
  　その結果、子どもが自発的に学ぶための教師のかかわりとして、子どもの思いを行動から推察し、受け止め、｢子どもが安心できるための拠り所となるものを大切にする｣｢子どもの試行錯誤を一緒に楽しみながら見守り待つ｣｢子どもの考えの道筋を手立てに生かす｣｢課題を通してわかり合えたことを共に喜ぶ｣｢子どもの好きなことを共有する｣ことが大切であると分かった。