ブラウザのJavaScriptを有効にしてください
  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成28年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 7 児童一人一人の自尊感情を育むために
      ― 認め合う活動を通して ―
  • 宇都宮市立桜小学校 坂本 香利
  • 内地留学生研究集録(46集)P29~P32
  •  最近、意欲的に学校生活を送れない児童が増えていると感じている。そのような児童の背景には、自尊感情の低さがあるのではないかと考えた。自尊感情は、「自分に対する肯定的感情」であり、人と人との肯定的なかかわり体験を基盤として育まれていく。本研究では、様々な集団での認め合う活動を通して、自尊感情を育て、高めていくことをねらいとした。認め合う活動は、縦割り班活動と学級の中で行い、児童や教職員のアンケート調査などから考察・検証した。本研究を通して、児童一人一人の自尊感情を育むためには、他者からの承認や賞賛、励まし、評価、共感の経験を積むことができる認め合う活動が有効であることが確認できた。また、教職員が児童の新たなよさを発見し承認することで、児童のさらなる自尊感情の高まりが期待できることが分かった。




TOP