調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成28年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 9 子どもが主体的に活動に取り組めるための支援の在り方
― 言語障害のある子どもとのかかわりの中で ― - 上三川町立明治小学校 鈴木テツオ
- 内地留学生研究集録(46集)P37~P40
- 子どもが主体的に活動に取り組めるためには、信頼できる教師との間で、子どもが「やりたい」と思える活動内容を設定することが大切である。本研究では、相談場面における言語障害のある子どもとのかかわりをビデオで記録し、子どもが安心して発信できるようにするための教師の働きかけや、主体的に取り組める教材の工夫について考察した。
その結果、活動の中で子どものあるがままを受容すること、子どもの発信(言動)を受け止めること、子どもの気持ちを代弁し共感することが必要であると分かった。また、興味・関心に合っている教材、主体となって操作できる教材、必要性・必然性を感じられる教材が、子どもが主体的に活動に取り組めるために有効であると確認できた。