調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成29年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 2 SNS上のコミュニケーショントラブルの未然防止を目的とした効果的な指導
― 軽度の知的障害のある生徒を対象として ― - 県立益子特別支援学校 仲山 慶
- 内地留学生研究集録(47 集)P9~P12
- スマートフォンなどのモバイル端末が広く普及したことにより、A特別支援学校の高等部でも、多くの生徒がスマートフォンを所持するようになってきた。そして生徒はコミュニケーションを取るために、SNSを利用することが多いのが現状である。SNSを用いて、気軽にコミュニケーションを取れる状況は、便利な反面、コミュニケーショントラブルを引き起こすことが多く、A校高等部でも問題になることが多い。そこで本研究では、軽度の知的障害のある生徒のSNS上でのコミュニケーショントラブルを未然に防止するための効果的な指導方法について、モデル授業を通して検証した。その結果、トラブルのきっかけを元にした体験活動や話合い活動、取捨選択する活動が、SNS上のコミュニケーショントラブルを未然に防ぐ指導方法として有効であることが分かった。