調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成３０年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ３　自閉症･情緒障害特別支援学級における自立活動の指導の在り方
  　　― 児童の自己肯定感を高めるために ―
• 鹿沼市立楡木小学校 奈良　千鶴子
• 内地留学生研究集録（48集）Ｐ13～Ｐ16
• 　本研究では、自閉症･情緒障害特別支援学級の児童が、自分のよいところに気付き、自己肯定感を高めながら自己の課題についても認識できるような自立活動の指導の在り方について理解を深めたいと考えた。そこで、自立活動の指導における児童と教師のかかわりをビデオで記録し、考察を行い、児童の自己肯定感を高めるための指導内容や手立ての工夫について検証した。
  　その結果、児童自身が認められていると実感できるような学習内容や教師のかかわりが重要であり、本人が分かりやすい方法で児童のよいところを共有する手立ての工夫が必要であることが分かった。また、教師間で自立活動の取組を共有し、自立活動以外の教科等においても児童の活躍できる場面を意図的に設定することが、児童の自己肯定感を高めることにつながることを実感した。