調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成30年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 5 小学校理科における授業づくり
― 授業デザインシートの活用 ― - 大田原市立西原小学校 三好 健一郎
- 内地留学生研究集録(48集)P21~P24
- 近年、調査等で理科指導に不安や苦手を感じている小学校教員が増えつつある。新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」の視点から授業改善が求められ、不安や苦手の意識をさらに高めている。
そこで、授業者の理科指導への不安や苦手意識等の軽減、児童に理科の学びの質の保障を図りたいと考え、「主体的・対話的で深い学び」の視点で改善を図る授業デザインシートを作成した。授業デザインシートでの授業実践、授業者等への聞き取り、児童の意識等の調査により、その有用性を検証した。
その結果、授業デザインシートによって授業者の不安や苦手意識等の軽減が図ることができ、主体的で対話的に学習を進める児童の姿が今まで以上に見られた。そして、理科指導の負担の軽減には、授業デザインシートだけでなくワークシート等の資料を増やしていくことが必要であると考える。