特別支援教育における学習指導の充実を目指した取組として、『小学校の通常の学級』『中学校の特別支援学級』『特別支援学校』の実践発表が行われました。三つの発表を通して、実践の前提となる基本的な考え方や様々な取組の工夫など、多くの情報を得ることができ、有意義な部会となりました。
発表1 特別支援教育の視点からの授業づくり
―学びのユニバーサルデザイン―
栃木県連合教育会特別支援教育研究部会では、「通常の学級に在籍する子どもたちの誰もが分かる授業づくり」について研究を進めてきています。ここでは、授業場面における支援の工夫について、発表がありました。
発表2 中学校特別支援学級に在籍する生徒の自己実現に向けた取組
中学校特別支援学級において、生徒が進学後に肯定的な未来像を抱き、その実現のための明確な目標をもって、生き生きと生活する姿を目指した取組についての発表がありました。
発表3 ことばの土台を作る話合い活動
―聾学校小学部重複障害学級の取組―
言葉の遅れがみられる児童が、生き生きと自分の思いを表現する楽しさや、周りの人に伝わる喜びを感じられるようになることを願って取り組んできた話合い活動の実践について発表がありました。