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  • 栃木県教育研究発表大会
  • 平成26年度 栃木県教育研究発表大会
  • 幼・保・小連携部会
  • 部会テーマ:幼児期の子育て支援・保護者支援と小学校のスタートカリキュラム
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  • 幼・保・小連携部会の様子1
    幼・保・小連携部会の様子2
    幼・保・小連携部会の様子3
    幼・保・小連携部会の様子4
    幼・保・小連携部会の様子5
     足利短期大学附属幼稚園、さくら市あおぞら保育園、栃木市立小野寺南小学校から、保護者支援の具体的な取組と成果、課題等の発表がありました。その後、「幼稚園・保育所・小学校における保護者とのかかわり」「就学を境にした時期に保護者の安心をつなぐには」の二つの観点で、異校種の教職員同士でグループを作り、協議を行いました。


    発表1 幼稚園における子育て支援の在り方
      -親も子も元気になる家庭教育支援を目指して-


     幼稚園からは、保護者へのアンケート結果をもとに、園でできることを明らかにし、教育事務所と連携しながら「親学習プログラム」を活用して保護者の不安を取り除いていく実践発表がありました。幼稚園が、地域のコミュニティーセンター的な役割を担いながら、保護者と共に育っていく姿勢を大切にしなければならないということが示されました。


    発表2 保育者の資質向上を図る
      -保護者支援を通して、自分たちが向上していくために-


     保育所からは、自己評価の低い項目の一つである「保護者支援の在り方」を検討することを通して、保育士自身の資質向上を目指した実践発表がありました。地区の保育士部会で、保護者対応の事例を持ち寄り、分析することによって、望ましい関係づくりに向けた「心が近づくネガポジ変換表」や「とちおとめ10か条」などを作成し、実践につながる保護者支援の方策が提案されました。


    発表3 小学校入学時における保護者に対する支援の取組

     小学校からは、保護者が子どもの入学に対して不安を抱かないように、就学時健康診断や一日入学での保護者支援の取組を中心とした実践発表がありました。幼稚園や保育所で大切にしてきた保護者との信頼関係を軸に、小学校がそれを受け継いでいくことで、保護者が安心し、そのことが子どもの意欲の向上につながるということが確認できました。


    グループ協議

     前半の三つの発表を受けて、それぞれの校種で取り組んでいる保護者支援の有効な手立てを中心に話し合いました。「親学習プログラム」の活用や幼稚園・保育所と小学校の連絡の方法など、実際に活用できる具体的な取組例がたくさん挙げられました。就学を境にした時期に「保護者の安心」をつなぐ必要性を共通理解しました。




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    •  参加者の感想
    • 幼稚園・保育所と小学校の連携は、子どもだけでなく保護者にも必要だということがよく分かった。
    • 幼稚園や保育所で保護者と築いた信頼関係を小学校でしっかりつないでいきたい。
    • 異校種の先生たちと協議をしているうちに、自分の課題が明らかになった。
    • 就学するまでの保護者への支援の在り方を知ることができた。小学校でも参考にしたい。


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