前半は中学校と高校からの実践例が発表されました。中学校からは反射の授業を通して得られた実践事例について、高校からは、物理・化学・生物の各領域の授業展開や教材の工夫についての発表がありました。
発表1 光の学習における思考力、表現力の育成
-反射の授業を通して-
生徒がつまずきやすい「光」の学習において、どのような点がつまずきやすいのか、聞き取り調査を実施し「光の的当て」を教材化した授業の実践例が報告されました。その中で、授業における話合いを工夫し、思考力・表現力の育成も図れたことなども挙げられました。
発表2 生徒が探究の深まりを実感できる理科指導の在り方
高校からは、平成23年度と平成25年度に行った「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」の成果を踏まえ、物理、化学、生物それぞれの分野で有効性が期待できる授業展開の工夫や、実践する上での留意すべき点等についての提案がありました。
研究協議
後半は、発表のあった事例等の体験と情報交換が行われました。アンケートには、「分野が多岐にわたっており、多くのことを学ぶことができた」という意見もあり、参加者にとって大変有意義な時間になったと思います。