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  • 平成27年度 栃木県教育研究発表大会
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  • 部会テーマ:これからの道徳教育の在り方を考える
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  • 道徳教育部会の様子1
    道徳教育部会の様子2
    道徳教育部会の様子3
    道徳教育部会の様子4

     栃木県小学校教育研究会道徳部会の研究主題を受け、平成25・26年度の2年間研究を行ってきた小学校の発表、センターが行った規範意識調査についての発表がありました。次に、これらの発表をもとに、小グループでの研究協議を行いました。まとめとして、宇都宮大学教育学部 和井内良樹准教授から指導助言をいただきました。



    発表1 豊かな心で、共に生きる子どもを育む道徳教育
         ―自ら考え、学び合う道徳の時間をめざして―


     体験活動や日常生活等との関連を図りながら道徳の時間を充実させるための工夫について、主に2年生の授業の実際と関連付けて発表されました。体験活動等の具体的な場面を、導入や展開の後段で効果的に用いることにより児童の主体的な学びを促す工夫、役割演技やペア学習による言語活動の充実等、指導過程の工夫が紹介されました。


    発表2 栃木の子どもの規範意識調査結果概要

     児童生徒の規範意識の向上に資する目的で行われた調査について発表されました。規範意識の醸成には、自己有用感を育てること、上の学年が下の学年の人を尊重した異学年交流の場を設けること、人との関わりが大切であることが、規範意識に関するアンケートとのクロス集計をもとに示されました。


    研究協議

     発表1、2の内容を踏まえ、自ら考え、学び合う道徳の時間を行うための手立てや、学び合える雰囲気づくりや安心感を生む環境づくりのために大切なことなど、二つの発表から学んだことを中心に協議を行いました。


    指導助言
    〈小学校の発表について〉
     年間35時間の授業を行うために、学校の指導体制を整えて取り組んでいることはすばらしいことです。役割演技やペア学習など、自分の考えを自分の言葉で語れる機会を効果的に設けていることは、子どもの主体的な学びにつながる大切な活動です。

    〈規範意識について〉
     集団への帰属意識が高まらないと、規則を守る意義は理解できません。また、善悪の判断は、集団の中で人と関わることによって高まるものです。そのような意味では、自己有用感に着目して規範意識の醸成を考察しようとする今回の研究には意味があると思います。
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    •  参加者の感想
    • 小学生が道徳の授業に生き生きと取り組む姿が伝わってきた。発表や資料から、学校全体で丁寧に道徳教育を進めていることが分かりました。
    • 規範意識のアンケートの分析は大変興味深かった。生徒指導部と情報を共有して、学校の指導に生かしたいと思います。
    • 研究協議では、様々な立場の方と話し合うことで、深い話ができたのでとても勉強になりました。


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