中学校と高等学校の実践発表と、思考力の育成を目指した実践等について協議を行いました。
発表1 思考過程を表出する音声言語指導
-話型指導・可視化手法・学習形態の工夫を通して-
話合い活動を通して生徒の思考を深めるため、話合いの言葉を記憶と記録で意識する指導法を研究し、実践した結果について発表がありました。「話型指導」で思考の型を教え、「可視化手法」で思考の過程を視覚情報として残し、「学習指導の工夫」で学習意欲を喚起する指導法について、授業の映像も交えて示されたことで、その実際をより深く知ることができました。
発表2 思考力・判断力・表現力の育成を目指した国語科の授業の展開
-アクティブ・ラーニング型の授業を通して-
言語活動の充実による思考力の育成を目指したアクティブ・ラーニング型授業について、三つの学校での実践が発表されました。思考ツール、協同学習の手法、「思考のすべ」を活用し、他者との交流から自分の考えや読みを深め、高次な思考を形成させる授業の工夫について、指導案や生徒のワークシートなどとともに示されました。
研究協議
思考力を育成するため取り組んでいることや、そのアイデアについて、グループごとに協議を行いました。小・中・高の校種を越えた意見交換により、新たな気づきが生まれ、今後の実践に生かせる種をたくさんもらえた協議でした。