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  • 栃木県教育研究発表大会
  • 平成27年度 栃木県教育研究発表大会
  • 健康教育部会
  • 部会テーマ:子どもたちの健康を考える
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  • 健康教育部会の様子1
    健康教育部会の様子2
    健康教育部会の様子3
    健康教育部会の様子4
    健康教育部会の様子5
     子どもたちの健康の保持増進を目指した実践発表がありました。幼稚園、小学校、中学校それぞれの発達の段階に応じた取組の紹介であり、それぞれの校種での内容が参考になるだけでなく、異校種間のつながりを意識して子どもの健康教育を行っていくことについても考えさせられる部会となりました。


    発表1 外遊び大好き!
        -子どもたちが夢中になって遊びたくなる遊具作り-


     子どもたちが喜んで遊びたくなるような遊具や教具を、60年にわたって手作りしている幼稚園の実践例が紹介されました。子どもたちの実態を踏まえた遊具を手作りすることにより、子どもたちの「やってみたい」という意欲を喚起したり自由な発想や工夫を促したりすることができるとともに、子どもたち同士、職員同士のコミュニケーションが深まっていることがうかがえました。子どもたちに体験させる場を与えていくことの重要性が提案されました。


    発表2 子どもの健全な発達とスポーツ栄養
         -望ましい食習慣の形成を目指して-


     スポーツをする児童生徒やその保護者に対し、栄養教諭としての立場から食指導アドバイスカードや食育だより、給食だよりなどを活用してスポーツ栄養について啓発を行った事例が発表されました。「勝つために」だけではなく、運動し続けるための土台作りとして、正しい食習慣を身に付けることが大切であることがうかがえました。


    発表3 市内小中学校における運動の習慣化の推進
        -多様な運動に進んで取り組む子どもの育成-


     佐野市の児童生徒が、体育や保健体育の授業において身に付けるべき技能を、友達と楽しく学び合いながら習得していけるよう工夫した授業実践の発表がありました。発達の段階に応じた運動技能・体力のミニマムが設定されており、達成目標が明確になっていることがうかがえました。また、運動有能感測定尺度や形成的授業評価の診断を実施し、児童生徒の変容をデータからも見取り、授業の効果を検証していました。


    研究協議

     子どもたちの健康の保持増進を目指した取組のうち、運動と栄養の関係性に着目して、自身の実践や課題と感じていることなどについて熱心に協議が行われました。所属の異なるメンバーでグループを作り協議を行ったため、様々な意見や考えを聞くことができ、今後の取組の参考になりました。


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    •  参加者の感想
    • 幼児期の遊びから様々な学びがあり、子どもにその学びを獲得させるために、子どもの姿を受けて場の設定や教材教具の工夫をすることが大切であると感じました。幼児期の取組を小学校にどう接続していくかが課題であると思いました。
    • どの校種においても、子どもの意欲を高め、子どもに自分の課題として捉えさせ自ら学ぶような指導の手立てを考えることが大切だと感じました。
    • 研究協議では、所属が違う方々と意見交換ができて有意義でした。スポーツ栄養学に詳しい先生がいらっしゃり、参考になるお話を聞けてよかったです。


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