発表1 他者とのつながりの中で、生き生きとコミュニケーションを図るための効果的な指導の工夫
-語彙力や表現力を伸ばす指導を取り入れた授業改善を通して-
発表の前半では、平成26年度英語教育海外派遣研修で学んだ様々な理論や指導法の紹介、そして、後半では、そうした理論に基づいた実践事例について発表がありました。具体的には、3 Learning Styles(人間が学習するとき、五感のどの部分を主に用いるかにより学習者が三つに分類される)理論や、Warm-upにおけるペアワークを通して語彙力を高める活動、Video Describingという表現力を高めるペアワーク活動の事例などが報告されました。
発表2 書くことを大切にした英語指導
-つながりとまとまりのある英文を書くために-
平成25年度内地留学で学んだCollaborative Writing(協同ライティング)に関して、その理論や手法の紹介と実践事例について発表がありました。具体的には、一つのテクストを作るというCollaborative Writingの理論や、視覚教材(絵、写真、漫画、動画)を活用したライティング指導の事例などが報告されました。
研究協議
発表1、2を踏まえて、表現力(特に「書くこと」に関して)を伸ばす指導で工夫している点と、課題だと感じている点について、中・高・学生の合同班で協議を行いました。中・高の校種を越えた意見交換を行うことで、それぞれの学校における現状を知るよい機会となるとともに、中・高連携を踏まえて「指導のつながり」についてより理解を深めることができました。さらに、学生の方々にとっては、実際に教壇に立ったときに心掛けること等を知るよい機会となりました。