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  • 栃木県教育研究発表大会
  • 平成28年度 栃木県教育研究発表大会
  • 人権教育部会
  • 部会テーマ:人権教育の推進と充実を目指して
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    人権教育部会の様子7
     本部会は、「人権教育の推進と充実を目指して」をテーマに、まず、人権教育への理解や啓発を図った取組や、他者とのつながりを通して、人権意識の高まりや深まりが見られた取組等について三つの発表がありました。発表後にグループ協議を行い、最後に、宇都宮大学教育学部橘川眞彦教授から、発表に対する講評と今後人権教育を推進するにあたっての視点等について御助言いただきました。


    発表1 互いの大切さを認め合い、自信を持っていきいきと活動する東っ子の育成
       -コミュニケーション能力を高めるための活動を通して-

     佐野市教育員会より平成26年度から3年間、文部科学省から平成27・28年度の2年間、研究校の指定を受けた小学校が、人権教育の研究の取組について発表しました。授業研究部・実践活動部・調査啓発部からなる研究推進体制を組織し、各教科・道徳・特別活動等における他者とのコミュニケーションを重視した取組や、教職員研修の充実、児童・家庭・地域への啓発など、学校全体が教育活動全体を通して取り組んできた様子について紹介しました。


    発表2 自尊感情を高め、他者を思いやる心を育む人権教育

     県から平成27・28年度の2年間、研究校の指定を受けた高等学校が、人権教育の研究の取組について発表しました。日々の教育活動の中で自分自身を深く見つめ、他者の思いを大切にして相手を思いやることができるような「人権を重視する雰囲気づくり」を進めるとともに、人権セミナーや講演会、公開授業などにおいて情報、福祉、国際理解、デートDV、ハラスメントなど「現実に生徒が抱えうる課題に応じた展開」を意識して、学校全体で計画的に取り組んできた様子について紹介しました。


    発表3 人のつながりの中で育む、一人ひとりを大切にする人権意識の向上
       -自分が好き、人が好き、そして足尾が大好き-

     日光市足尾地区では、日光市人権教育総合推進会議とともに、平成26年度から3年間、人権教育の研究に取り組みました。小学校、中学校を核として家庭と地域社会と行政が連携し、1年ごとに成果と課題を洗い出して、3年間で「集い、語り、つながる」とステップアップしながら、地区全体の人権意識の向上を目指した取組について発表がありました。


    研究協議

     研究協議では、発表された事例に関する感想や疑問点、自分が勤務する学校の人権教育の取組等についての情報交換を行いました。様々な校種や立場の方とグループを作り、活発に話し合う様子が見られ、大変有意義な時間となりました。

    指導助言

     宇都宮大学教育学部の橘川眞彦教授の講評では、それぞれの発表における具体的な取組への評価をいただきました。また、特に学校で人権教育を推進するに当たっては、自分たちに起こっている現在の課題を教材として扱い、自分の問題として考えさせることで、子どもが自分たちで解決できる力を養っていくこと、自尊感情と共感性をいろいろな場面で育てていくこと、学校全体で全員の先生が取り組んでいくことが大切であると御助言をいただきました。

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    •  参加者の感想
    • 学校だけでなく、家庭や地域と連携していくことが大切であると改めて感じました。
    • どの発表も、チームが一丸となって取り組んでいたことが印象的でした。日常の中で「人権」を意識しながら生活することが大切だと思いました。
    • 人権教育は、教育全体に関わる基本であり、切り口は異なっても目指しているものは同じだと改めて感じました。


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