認定子ども園・小学校・行政の三つの実践発表及び様々な校種や立場の先生方での協議を通して、幼児教育と小学校教育を円滑につなぐためのよりよいカリキュラムの在り方について考えることができました。
発表1 遊びを学習に生かす「接続カリキュラム」の開発
―認定こども園と小学校が共に―
近隣の小学校との継続的な相互参観、テーマを決めた話合い及びテーマに応じた指導の充実等を図りながら、子どもの特性を相互に理解した上で、「アプローチカリキュラム」及び「スタートカリキュラム」を構成し、「遊び」を「学習」に生かすための具体的な「接続カリキュラム」について紹介されました。
発表2 幼児期の学びを生かした「スタートカリキュラム」の提案
―小学校の実践を通して―
小学校へ入学した児童が、「遊び」中心から「学習」中心の生活へ抵抗感をもたずに移行できることを目指して、幼児期に身に付いた主体性を生かした取組になるよう配慮し、「朝の活動」、「入学後3週間」の二つに視点を絞って実践したスタートカリキュラムについて紹介されました。
発表3 「できていること」をつなぐ幼小連携
―町の連携組織を中心に―
「子どもたち一人一人の発達や学びの連続性を図る」「保護者が子どもの特性に応じて支援ができるようにする」「幼稚園・保育園・小学校の教職員が互いの教育を理解し、自らの教育観を広げる」ことをねらいとし、町教育委員会が一歩踏み込んで、子ども、教員、保護者を巻き込んだ連携のための取組について紹介されました。
協議
様々な校種、立場の方とのグループの協議で、幼小連携の現状について意見交換するとともに、幼児期から児童期にかけてカリキュラムを接続するために必要なことについて話し合いました。