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研修

  • 令和元(2019)年度 幼児期の特別支援教育研修第1日


障害のある幼児などの保育の在り方について理解を深め、指導力の向上を図る。

令和元年 6月20日(木) 9:30~16:00

幼稚園、幼保連携型認定こども園、保育所、小学校、義務教育学校、特別支援学校 教職員



1 講話「幼児期における特別支援教育」
2 講話「子どもとつながる、子どもをつなぐ、特別支援教育」
3 講話「子どもの困難さに寄り添う保育の実際」
4 情報交換「第2日の実践報告にむけて」

宇都宮大学大学院教育学研究科 准教授 司城紀代美 氏
台東区立竹町幼稚園 園長 足立祐子 氏
総合教育センター職員


















0 本日の研修は、今後の職務に生かせる内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
  未回答
満足度・活用度 9 75.0% 3 25.0% 0 0.0% 0 0.0% 2
17 81.0% 4 19.0% 0 0.0% 0 0.0% 1
17 70.8% 7 29.2% 0 0.0% 0 0.0% 0
3 75.0% 0 0.0% 1 25.0% 0 0.0% 1
全体 46 75.4% 14 23.0% 1 1.6% 0 0.0% 4

1 講話「幼児期における特別支援教育」
【研修目標】
 幼児教育の基本に基づいた特別支援教育の在り方について理解を深める。

【研修者の声】
  • 講話中、クラスの子どもの顔がどんどん浮かんできて、あれをしてみよう、これをしてみようとワクワクしてきた。
  • 長い目で見たときに、遠い未来かもしれないけれど、そこにつながる子どもの育ちの大きな糧になるのだと信じて保育をしていきたい。
  • 保育とは?幼児教育とは?という原点に戻って考えることができた。「そうだよ、これこそが保育だよ!」と涙が出そうになった。
  • 子どもたちの「楽しかった~」が聞けるように、一人一人の興味・関心をよく見て、環境構成、援助を考えていきたい。今すぐ何ができるようになるではなく、長い目で育てていきたい。
  • 問題行動と捉えがちなことを楽しみに変えた視点が、本児だけでなく周りの子にとっても保育者にとっても良い方向となり、素敵なことだと感じた。


2 講話「子どもとつながる、子どもをつなぐ、特別支援教育」
【研修目標】
 一人一人と集団が育ちあう特別支援教育という視点、方向性を理解する。

【研修者の声】
  • 驚きや発見の心を大切にし、一人一人の新たな一面に出会えるよう、視点を変えて子どもたちと接していきたい。
  • 迷うことがあって当然!そう思って穏やかに急がずに努めていきたい。
  • 支援を必要とする子の道筋を一緒にわくわく楽しみながら、クラス全体が学び豊かになれるような関わり、援助を考えていきたい。
  • 「子どもとつながることは、子どもと出会い直すこと」良い言葉だなと感じた。
  • 支援児への援助を通して新しい道を知り、その道を楽しむことが大切であるということを知り、とても視点のチェンジになった。


3 講話「子どもの困難さに寄り添う保育の実際」
【研修目標】
 子どもと保育者の関わり合いの事例場面を通して、「子どもが育つ」ことについて理解を深める。

【研修者の声】
  • 「いるいる!」「あるある!」という場面ばかりでした。自分だったらどうするか、考えながら見ましたが、実際あの場面にいたら落ち着いて対応できるのかなと考えさせられた。
  • 足立先生の言葉に心が救われた。保護者の思い通りではなく、保護者に理解してもらえるような努力と取組を考えながら実践していきたいと思った。
  • インクルーシブ保育を実践するには、やはり担任一人ではなく、人手が必要だと思った。DVDの保育者は、子ども同士のやりとりも、すぐには止めずにじっくり関わり、お互いの感情や意見を聞いた上で対応していた。
  • DVDでの子どもの成長に感動した。保育者のちょっとした仕掛けや関わりで子ども同士をつなげていく、つながっていくことの大切さを感じた。
  • 「特別でない支援って何?」目から鱗が落ちた。保育実践の中で自然に行われることの大切さを改めて感じた。
  • DVDで実際の保育の現場を見て、保育されている先生方の大変さを改めて知った。子ども同士の関わりを大切にし、皆で育つという意識を小学校の教員として意識しながら、日々の支援を行っていこうと思った。


4 情報交換「第2日の実践報告にむけて」
【研修目標】
 情報交換を通して、研修者や自園が抱えている課題を整理し、実践の方向性を固める。

【研修者の声】
  • 一つの問題でも見る立場によって考え方や捉え方に違いがあり、その様々なことを聞くことができよかった。
  • どの先生も同じように悩みや不安を抱えていることが分かった。共感してもらったことで、心が軽くなった。
  • 普段、困っていることや悩んでいることを相談する時間がないので、情報交換はありがたかった。
  • 幼稚園、保育所の保育者が実際に抱えている悩みや困り感について知ることができた。小学校入学前の子どもの姿や保育者が抱えているものを知ることで、小学校での指導や支援の仕方に新たな視点を増やすことができたように思う。


5 参考になったこと、今後の実践に生かしたいこと

  • 視点を変えることで、見方が変わり、ポジティブに子どもと関われるような気がして、自分の心が軽くなった。
  • 今日の研修を受けたことで、少なくとも私の保育や子どもへの目線に間違いはなかったのかな、と少しだけ自信へとつながった。
  • 自分の保育、支援がよかったのか、と今日の研修を通して改めて考えさせられた。再度自分の保育を見つめ直し、保育を充実させていきたい。
  • 子ども同士がつながり、成長しあえるクラスになれるよう、子どもたちの行動や気持ちを敏感に捉えることのできる保育者でいたい。
  • 今の私に必要な研修だった。診断のくくりではなく、〇〇くんのための支援ということを胸に、明日からまた一人一人と向き合っていきたい。

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