壇一雄
壇一雄(だんかずお)

「火宅の人(かたくのひと)」によって、第27回読売文学賞ならびに日本文学大賞を受けた壇一雄(1912~1976年)は、父親が足利工業学校の教師になったため、9歳から15歳まで、足利(あしかが)で過ごしました。
父の勤務地に近いので、長林寺(ちょうりんじ)の離れを借りていたのです。

大正(たいしょう)13年に足利中学校(今の足利高校)に入学、成績抜群で、絵や習字も上手でした。
「明朗」と「勤勉努力」の文字を机の前にはっていたようです。
また、裸になって雪の中を転げ、その雪で全身を摩擦したこともあったといいます。(「母」による。)

昭和(しょうわ)52年、足利高校生徒総会で、壇一雄詩碑を建てることが提案され、同年に完成しました。


壇一雄詩碑


長林寺