ミヤコタナゴ
ミヤコタナゴはどこに生息しているか

ミヤコタナゴはかつて、茨城県(いばらきけん)を除く関東地方(かんとうちほう)全域のわき水から流れ出た、水田の間を流れる用水路のような小さな川に生息していました。
しかし、現在、自然水域における生息は、栃木県(とちぎけん)、千葉県(ちばけん)および埼玉県(さいたまけん)の一部に限定されています。
栃木県では、大田原市(おおたわらし)の親園(ちかぞの)、羽田(はんだ)地区など一部の地域に生息しています。

1974年にミヤコタナゴは国の天然記念物に指定され、さらに1994年には「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)による「国内希少野生動植物種」にも指定されました。
また、本県大田原市の羽田沼を水源とする細流は、1994年に種の保存法による指定地域となっています。