カモシカ
カモシカとはどのような動物か


カモシカ

・「シカ」という名は付いていますが、シカのなかま(シカ科)ではなく、ウシのなかま(ウシ科)の動物です。どちらかというとヤギに似た風ぼうでもあります。
・体高約70cm、体重30~40kgで雄・雌とも黒色の短い角があります。この角は、シカのように生えかわることはありません。
・非常におとなしい草食動物で、けわしい岩山に生息しています。
・ふたつに分かれたひづめの先を広げて、足場の悪いところでも安定して立つことができます。
・木の葉、草、ササなどを食べ、冬は樹皮も食べます。
・子どものうちは約1年間母親と生活しますが、おとなになると単独で生活することが多いようです。
・眼の下ににおいのある液が出る分泌腺があり、これを木の幹や枝にこすりつけて縄張をしめすのに使います。
・県内では、県北西部の那須地域(なすちいき)から日光山地(にっこうさんち)、足尾山地(あしおさんち)にかけての山岳地帯に広く生息しています。
・一時は乱獲などの影響により絶滅の危機に見舞われましたが、現在は大切に保護されています。