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定時制では、高校の〝理科〟の学習に必要な基礎力を身に付けるために、学校設定科目として「理科入門」が開講されています。 おもに、中学校までの〝理科〟の学習内容の学び直しに取り組む科目として位置づけられ、この授業ではさまざまな実験や観察が行われています。 今回の単元は、「化学変化とイオン」。『電気分解・電池』について、詳しく学ぶことになりました。 まずは、電解質水溶液中のイオンの存在を確認するために電気分解の実験を試みました。
次に、電池をつくり、電極で電子の授受が行われることによって、電流がとり出せる(=化学エネルギーが電気エネルギーに変換されている)ことを確認しました。
最後に、11円(十一円)電池をつくり、電子メロディーを鳴らしました。 11円では、ほとんど曲にはなりませんでした。しかし、生徒の皆さんは11円を直列につないで、曲が鳴るかどうかを改めて確認。11円電池を徐々に増やしていき、きれいに音楽が流れた時はうれしい表情を浮かべていました。
「理科入門」では、身近な事物・現象に関する観察や実験などをとおして、科学的な見方や考え方を身につけ、科学に対する興味・関心を高める授業が展開されています。