高等学校 : 理科

異なる金属、或いは金属と水素の間に還元力の違いがあり、単体からイオン、イオンから単体へ相互変化が起こることをしっかりと確認させるための演示実験及び生徒実験

　生命現象を生化学の視点から考えるにあたっては、分子レベルでの理解に先駆けて、可視レベルからの導入が効果的である。また、実生活の現象と関連させて考察させることで、知識の活用がより促進される。生徒が実験の目的を明確に把握し、見通しを持って実験を主体的に行うように指導する事例をまとめた。

　科目「化学」における小項目「電離平衡」に関する指導事例。マイクロスケールで中和滴定を行いながら、pH試験紙を用いて、滴定に伴うpHの変化を測定し、滴定曲線の概形を描く。そして、塩基の滴下が進んでもpHの変化が小さい場合について、その理由を考察することを目的とした生徒実験。

手のひらの上で、爆鳴気のシャボン玉を爆発させ、発熱反応を実感する実験です。また、密閉容器内で爆鳴気を爆発させ、発熱反応を実感させるとともに、水が生成することを確認する実験もあわせて紹介します。

発泡スチロール球を用いた塩化ナトリウムの１億倍のモデル製作

身近にある野菜、花、樹木を取り上げ、花と実の関係について指導することをねらいとした教師用資料及びワークシート

ダイヤモンドの燃焼が容易に観察できるように工夫をほどこした実験資料。

塩化ナトリウムの結晶の体積を計算で求め、単位格子のデータから自分の割り出した塩化ナトリウに含まれるイオンの数を求める実験

カセットコンロでお湯をわかすことを題材に、熱化学方程式、温度と熱量の計算を扱いながら、温度と熱エネルギー、化学変化と熱エネルギーの関係を理解させる内容です。　

　科目「生物」における「（１）生命現象と物質　ウ　遺伝現象の発現　(ウ)バイオテクノロジー」に関する実験事例。ウラシルを合成できない酵母菌にウラシル合成とアミラーゼ合成の遺伝子を導入、発現させる遺伝子組換え実験。酵母菌は「代謝とエネルギー」でも扱われ、パン酵母を実験に用いることで、遺伝子組換え技術をより身近に感じさせることを期待した。