このキットは、短時間で体をほぐし、無理のない発声で歌唱の授業に入れるように、発声練習の様子を動画で示しました。
今回は4年生を事例に取り上げていますが、全学年で活用が可能です。
・リズムにのって、のびのびと歌う。 「世界中の子どもたちが」 1時間
(本時1/8)
・情景を思い浮かべて歌う。 「さくらさくら」 2時間
・カノンを楽しみ、手話をしながら歌う。 「あの青い空のように」 2時間
・身体表現をしながら歌う。
「体遊びの歌(Head shoulders knees and toes)」 2時間
・情景を想像し、言葉の発音やふしのまとまりを考えて日本の歌を歌う。
「まきばの朝」 1時間
※ 発声練習は、この題材全体で活用できる。
口形に気を付けて、中音域の響きを充実させて歌ったり、高音域を無理のない発声で歌ったりできる。
口形に気を付けて、高音域を無理のない発声で歌うことができる。
声量にとらわれず、口形のよい児童を賞賛する。
観察
・音楽に合わせて、体ほぐしの運動をする。 ①かかとの上げ下げ ②肩の上げ下げ ③首曲げ・首回し
・基本の3つの動きに加えて、実態に応じて手を伸ばしたり、上半身のストレッチ運動を取り入れたりする。動きに合わせて音楽のテンポや拍子を変えて、体がほぐれるようにする。
・4分の4拍子の「もしもしかめよ かめさんよ」の音楽に合わせて、発声練習をする。
・地声でも出せる音域から伴奏を始め、半音ずつ上げていく。 ※楽譜 ・発声しやすい音域なので、リズミカルに元気よく歌うように指示する。
・8分の6拍子の「もしもしかめよ かめさんよ」の音楽に合わせて、発声練習をする。
・8分の6拍子に変える際、和音を優しい音色で演奏することで、児童が頭声的な発声に自然と入れるようにする。 楽譜 ・伴奏の速度をやや遅くし、なめらかに歌えるようにする。 ・口形のよい児童を賞賛することで、意欲がもてるようにする。 ・基本の発声をもとに、本時の扱う楽曲との関連や児童の実態に応じて他の発声を加える。 ①オクターブの動き「いーま やーま に」 ②スタッカート「マッハハハハ」 ③発音「あえいおう」「かけきこく」など [[[評価]]]1
・本時に学習する楽曲の練習をする。
「世界中の子どもたちが」 「さくらさくら」
・歌詞の内容・情景、主旋律と副次的な旋律、身体表現など、ポイントを明確にして指導する。 [[[評価]]]1
・自己評価カードに、本時の振り返りを書く。
・本時の取組のよさを十分賞賛し、次時への意欲付けを図る。