水をテーマにした創作活動の実践例です。創作活動に入る前に、水に関連した楽曲を鑑賞することは、イメージをふくらませるのに有効です。このキットでは、音づくりのヒントを動画で示しました。楽器と身近なものを使った音素材で水をイメージして表現しています。児童が主体的、創造的に学習に取り組むようにするためのきっかけとして活用しました。素材を集めた後、組合わせて構成していく段階が難しいため、教師のかかわりが大切になります。
・水に関連した楽曲を鑑賞する。(例「モルダウ」、「水族館」、「水の戯れ」等から選曲) 1時間
・映像資料、写真、本、音の素材などにふれ、表現したい水のイメージをふくらませ、身 近にある音素材を探し出し、即興的に演奏してみる。 1時間
・グループで表現するイメージと情景などを話し合い、大まかな流れと音型を決める。 1時間
・話し合ったことをもとに、順序、タイミング、音の重なりを考え、音色や奏法に気を付 けて、表現の工夫をする。 1時間(本時4/5)
・グループごとにつくった作品を聴き合う。 1時間
表現したいイメージの音を選び、音型、順序、タイミング、音の重なり、音色、奏法などを工夫し、全体の構成を考えてまとめようとしている。
表現したいイメージの音を選び、音型、順序、タイミング、音色、奏法などを工夫している。
楽器や身近な音素材は奏法等によって音色が変わることをビデオや比較演奏の例示などによって気付かせる。
観察 演奏聴取
・本時の学習内容を知る。 音色、音型、順序、重ね方などを工夫して水の音楽を作ろう。 ・抽出グループの発表を聴く。
・前時の活動の様子から判断して、グループを抽出し、本時の課題意識をもたせるようにする。
・イメージにふさわしい音を選び、音型、順序、重ね方などを決める。 表現の工夫 ・打ち方 ・強弱 ・打つ場所 ・持ち方 ・タイミング ・長さ ・重ね方 ・構成 など
・楽器を鳴らすだけでなく、グループでめざす水のイメージに合った音を選び、音型を探させるようにする。 【水の音素材】 ・たくさんの種類のばち、棒など、打つものを準備しておく。 ・演奏しやすいように、図や言葉による簡易楽譜を作らせる。 [[[評価]]]1
・ペアグループごとに発表し、助言しあう。
・音の出し方や音色、音型と重ね方に気を付けて聴くよう促す。 ・よさを認め合うとともに、表現の質を高めるためのアドバイスをするよう促す。 [[[評価]]]1
・振り返りカードに記入する。
・友達の表現のよさや、自分たちのがんばりなどを振り返るとともに、次時への課題をもてるよう促す。